【調査士ねっとわーく】バードウォッチング

 神奈川県には26もの県立公園があるのをご存知ですか。そのうちの一つが川崎市宮前区にある「神奈川県立東高根森林公園」です。ここは我が家から徒歩30分ほどのところにあり、散歩コースとしてはちょうど良い距離なので頻繁に通っています。敷地11万㎡の土地に比較的自然が残っていて、四季を通じて楽しめます。樹木だけでなく、東高根遺跡の上の芝生の広場あり、古代植物園あり、湿生植物園あり、天然記念物のシラカシ林ありと多種多彩で、年代を問わず多くの人々が訪れます。

私がこの公園を特に気に入っているのは、さまざまな野鳥がいてバードウォッチングが楽しめるからです。6年ほど前、初めてこの公園に行った日に空飛ぶ宝石といわれるカワセミを見つけたのです。  それまでカワセミはなかなか見つけにくいと思っていたので、驚きと嬉しさですっかりカワセミの虜になってしまい、それ以来カワセミ見たさに通い続けることになりました。青い羽根がきれいで何度見ても見入ってしまいます。  ここではカワセミが池に飛び込んで魚を取るところがよく見られます。今ではカワセミは、私にとって珍しい鳥ではなくなりました。

 それでも野鳥を見つけるのは大変ですが、私にはちょっとしたコツがあります。鳥の写真を撮りたくて多くのカメラおじさんがやってくるのですが、その人たちが集まってシャッターチャンスを狙っているところを見つけると、すかさず「何がいるのですか?」と声をかけてみます。すると、狙っている鳥の名前を教えてくれて、出没ポイントも教えてくれます。そこで一緒になってじっと待っていると、野鳥が現れてくれます。  時には自慢の写真も見せてくれて、ちょっとした野鳥談義になることもしばしばあります。この方法で、ルリビタキ、ヤマガラ、シロハラ、アトリ、アオジなど、珍しい野鳥を見つけることができました。

 なかでも自慢できるのは、野鳥観察会に参加したときに見たヒレンジャクです。早春に寄生木の実を食べに来るのですが、なかなか見られず、見つけることができたのは、過去にその時一回きりです。今の目標は「ミソサザイ」を見つけることです。

 このように、散歩も目的地に楽しみがあると飽きることなく続けられます。これからもバードウォッチングをしに公園に通い続けることでしょう。

(記事・写真 川崎支部広報員 田代喜美子)

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