【調査士ねっとわーく】自然言語処理技術(GPT)について考える。

 私が会務に携わっていたときに信念のごとく実践してきたことがあります。
それは、会務としての登記無料相談に全力で臨むと言うこと。


 なぜならば、経験浅い新入会員の頃。
実務に於いて、困難な業務処理で躓き、新入会員故に、教えを請う先輩や仲間もいなかったため、自分の理論構成が間違えていないかの教えを請うため聞くは一時の恥と言う理念の基、本会の登記相談を受けました。相談に当たって頂いた方から、塩対応を受け、とても無意味な時間を過ごしました。
一般の利用者であれば違う対応だったのでしょうが、相手を選ばずに対応することが基本なのではないかと考え、後に私が相談を受ける側になり、体系に変化を求め支部広報員からスタートを切るに至りました。その勢いのまま、必死に走り抜け、病に倒れリタイアするに至りましたが、その頃の熱き思いは今でも失ったわけではありません。なので、実務に於いて依頼者から質問を受けると全知識を総動員して徹底的な説明を心がけております。


何が言いたいかと申しますと、近年の技術の進歩により、コンピュータが擬人化するGPTという技術が出てきました。当たり前の回答のみなら恐らく会員の多くがコンピュータに負けるでしょう。なぜならばディープラーニングをAIに学ばせることで法律知識は、援用規定先例まで完璧に関連付けた回答になると言うことが現実となります。AIに勝てる人間は数少ないと思われます。私は、勝てますが・・・極論から申し上げると、血の通った業務が未来をわけると断言いたします。


 私は、もう、野原を駆け回る仕事は出来ませんが、人の五倍能書きをたれることが出来ます。私はいつも顧客に言います。私は能書きをたれることが仕事なんです・・・と、不謹慎なようですが私の職は飛沫です。職業・飛沫ですと言ってのけています。コンピュータ相手であれば感染リスクゼロですし、完璧な法律知識です。ここで私は声を大きく会員の皆さんに伝えたい・血の通った業務を心がけてください。もっと、職者であるという自覚を持ち責任を持った業務をしていかないとAIに取り残されます。

(記事 横浜東支部 餅田 慎治)

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