【政治連盟レポート】内閣府訪問~赤間二郎副大臣に会いに行きました~

 平成30年3月8日(金曜日)、内閣府を訪問し、神奈川県土地家屋調査士政治連盟顧問で、宇宙政策なども所管する内閣府副大臣の赤間二郎議員と意見交換を行いました。

参加者 神奈川県土地家屋調査士政治連盟(以下、政連)      上田尚彦 会長、浅川泰雄 副幹事長、中川裕久 副幹事長     神奈川青年土地家屋調査士会(以下、青調会)      田村佳章 代表     日本土地家屋調査士会連合会(以下、日調連)      岡田潤一郎 会長、小野伸秋 副会長、戸倉茂雄 副会長

 ①準天頂衛星に関して    現在、GPS衛星を補完する準天頂衛星の整備が進んでいます。これによ   り、遮蔽物の多い都市部でもGNSS測量が行えるようになり、測量機材の   低価格化も進むと言われています。また現在、準天頂衛星を用いたGNSS   測量による1点測位の精度の検証実験が日調連で行われています。

   主な提案事項    ・地図整備に必要な基準点に準天頂衛星による測位結果を使用できないか     。    ・地積測量図の引照点(恒久的地物)の代わりに準天頂衛星による測位結     果を認めてもらうことはできないか。地積測量図を電子基準点に関連付     けることにより、民間の成果が同じ座標系で統一されることになる。    ・国主導で大きな予算を使い地図を作成する方法ではなく、民間で日々行     われている測量成果(地積測量図)を国が活用し、地図に成長させてい     くことはできないか。

 ②AIに関して    AI(人工知能)の発達により、専門家である士業は今後不要になる、と   言われています。しかし、実態がよくわからないまま、イメージだけが先行   している感は否めません。今後、私たちの業務にどのような影響があるのか   正確に理解するため、研修会への講師派遣などについてお願いしました。

 ③ドローンに関して    ドローンは「空の産業革命」と呼ばれ、さまざまな分野への活用が期待さ   れています。それは登記や測量分野も例外ではありません。今後の可能性に   ついて意見交換を行いました。

 赤間副大臣からは「まずは日調連、青調会などが個々に行っている実証実験や研究成果をまとめて欲しい」、「準天頂衛星やAIに関しては、日調連、青調会、政連などの幹部で研修会を行ったらどうか」、「神奈川会、青調会、日調連それぞれの要望も一つに取りまとめて持ってきて欲しい」などの提案があり、講師派遣などで協力していただけることになりました。

赤間二郎議員のプロフィール  ・衆議院議員  ・内閣府副大臣  ・神奈川県土地家屋調査士政治連盟顧問  ・選挙区:衆議院小選挙区神奈川県第14区(相模原市中央区、緑区の一部、南   区の一部)  ・1968年(昭和43年)3月27日相模原市生まれ(相模原出身の唯一の国会議   員)  ・筆者の実家のご近所さんです。実家の近くには「榎神社」という小さな神社   がありますが、大晦日の深夜0時過ぎに行くと、毎年必ず来ています。初詣   に来た近所の人たちと談笑する、とても気さくな方です。公式ホームページ   を見ると、“お酒が苦手”という意外な一面も。

日本土地家屋調査士会連合会の会長、副会長。会務の合間を縫って参加いただきました。

上田会長。「体が大きいからどこにいても目立つよね」と赤間副大臣。でも副大臣も“高身長”です。

田村代表。個人でドローンを購入し、可能性について研究しています。

浅川副幹事長。赤間副大臣と、どちらも元(?)ボクサーです。

(記事・写真 副幹事長 中川 裕久)

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