【広報ニュース】平成29年11月19日 座間市民ふるさとまつり

 大和支部では、「えびな市民まつり」同様、11月中旬の日曜日に開催される「座間市民ふるさとまつり」にもブースを出店して参加し、土地家屋調査士の啓発活動を行っています。

 過去には子供向けに風船を配りながら親御さんに土地家屋調査士のパンフレットの配布をするやり方で啓発活動を行なって参りましたが、今年は趣向を変え、ガラポン(回転抽選器)の参加券を配り、賞品(1等はマクドナルドの商品券でした)と共にパンフレットを配るようにしました。人間の心理として抽選することに魅力を感じていただけたようで、80枚の参加券を4回に分けて配布致しましたが、延べ320人の方々に対してパンフレットを配布でき、土地家屋調査士という資格名くらいは周知できたと信じています。

 その傍ら、登記相談及び境界標の展示も行ないました。お祭りという晴れの日ですので、登記相談にいらっしゃる方は例年ごく少数ですが、だからこそ相談される方に対しては、支部員一同できるだけ懇切丁寧に対応するように努めております。境界標に興味を持った方に対しても同様です。境界標に興味を持たれる方は多少なりとも不動産の管理に関心を持っていらっしゃいますので、境界標の説明をきっかけとして土地家屋調査士がどのように不動産に関わるかなどについてもご説明させていただきました。登記相談や境界標の説明を行なった人数は極めて僅かですが、単にパンフレットを受け取るよりも遥かに深く啓発を行なえますので、今後も継続して行きたいと考えています。

 いつもながら土地家屋調査士の啓発活動は、対象者や啓発内容の設定が難しいと感じました。食料品や衣類などの広告であれば対象者は世に多くいますが、土地家屋調査士の依頼人となり得る人は「登記や測量を必要とする不動産の所有者」でしょうから、かなり限られているといえます。

 土地家屋調査士の啓発活動を行なう目的とは、国民にその名称をただ連呼して周知を図ろうとすることなのか、その業務内容を知っていただくことなのか、それともそれ以上のことなのか。会員の皆様はどのようにお考えか興味のあるところです。

 今後も大和支部では、土地家屋調査士のためだけではなく、境界などの問題でお困りの市民の悩みを減らすためにも、より有効な啓発活動を展開していきたと思います。

啓発活動を頑張ろうと使命感に満ち満ちる支部会員

がらポンに長蛇の列

市民の相談に対して真剣に聞き入る三浦支部長

(記事・写真 大和支部副支部長 島村賢)

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