平成24年度 相談センター研修会

平成24年度 相談センター研修会

 平成24年7月27日、午後13時20分~16時45分に、日本大通り駅近の横浜情報文化センター6階の情文ホールにおいて「平成24年度相談センター研修会」が開催されました。  今回は境界問題相談センターかながわ相談員及び調停員だけでなく、一般会員も対象に開催され、123名(センター相談員・調停員27名、弁護士12名、一般会員84名)が参加されました。  研修会は山田哲夫センターかながわ運営委員が司会を務め、冒頭に海野敦郎会長の挨拶がありました。

    研修内容は2部構成となっており、

  第1部(13:30~15:35)「紛争解決学の基礎と技法」講師:廣田尚久 氏   第2部(15:45~16:40)「調停の進め方と和解書作成の留意点」   講師:センターかながわ弁護士副運営委員長 髙橋富雄 氏

で実施されました。

 第1部「紛争解決学の基礎と技法」の講師は弁護士であり、九州大学法学部教授及び大東文化大学環境創造学部長を歴任し、現在は2006年設立の廣田尚久紛争解決センターのセンター長である廣田尚久氏が務めました。講義は1)ADRの位置付けと意義、2)日常業務である立会い時の話し方・ことばの選び方。に付いて説明があり。特に廣田氏が古くからを提唱する「裁判をしない解決学『紛争解決学』は、紛争を法あるいは社会の側から見るのではなく、当事者の側又は紛争そのものから見ることが特徴であり、勝敗を決めるものではない。」という話が印象的でした。

 第2部「調停の進め方と和解書作成の留意点」の講師は境界問題相談センターかながわ弁護士副運営委員長であり、他に現在 筆界特定調査委員、横浜弁護士会紛争解決センター運営委員会の委員長などを兼任される髙橋富雄氏が務めました。講義は弁護士として実際に現場でADRや調停、訴訟に携わるなか、実務的な観点から留意点についての説明がありました。その中で「調停員はカウンセリング能力が重要であり要求されるわけだけれど、それ以前に当事者の信頼を得るために初対面でのあいさつ、『調停員の○○です。』と自分の立場をはっきり伝えることが重要です。」といった当たり前だけれど大変重要で意外と出来ていない。という話が印象的でした。

 

 最後に、奥田一高 境界問題相談センターかながわ運営委員長より「調査士は代理人のみならず、補佐人にも適任である。調査士が補佐人として調停の申立てをすれば相談なしにすばやく調停に進めることも十分可能であるので、是非センターかながわを活用いただきたい。」という閉会の挨拶があり、本日の研修会を終了しました。

 当日は各地で気温35℃を超える猛暑日を記録し横浜も大変暑い中、一般会員も多く参加されました。今回の講演は2部とも非常に興味深く、ADRの必要性、ADRへのおもいをあらためて認識し、猛暑の中、来た甲斐があった意義のある研修会であったと思いました。

横浜北支部 白根 一彦

M
E
N
Uarrow_right