【広報ニュース】神奈川県立小田原城北工業高等学校 出前授業

 県西支部では、令和5年12月8日に神奈川県立小田原城北工業高等学校にて1年生を対象とした出前授業を行いました。コロナで中断しており4年ぶりの開催、初めて講師として参加する会員も複数いましたが、学校側との調整や実施に至るまでの準備等、スムーズに実施する事ができました。当日の天候は、快晴で風も無く出前授業に適した天気となりました。

 

 第1部は教室で座学授業を30分、第2部は屋外施設にて測量実習としてトータルステーションを使った逆打ち作業、3Dレーザースキャナー測量のデモを全生徒に体験してもらいました。

 

 第1部の座学授業は山口亮会員が講師を務め、土地家屋調査士の仕事内容を土地家屋調査士PRアニメーション動画の上映、CADを使ったデモなどほとんどの生徒が土地家屋調査士という仕事を知らない中わかりやすい授業だったと思います。生徒が1年生でまだ就職の意識が低い難しい環境でしたが、レーザー距離測定器に触れてもらったり、市アルミプレートを見せて行政マークがどこの市か生徒に当ててもらったりするなど生徒に興味をもってもらう工夫をすることで、アンケート結果をみても好評だったと思います。



 

 第2部の測量実習では生徒が4班に分かれて授業を実施しました。講師の会員は、久しぶりにもかかわらず、測量機器の扱い方等、生徒への説明など余裕をもって実習を行う事ができたのではないかと思います。生徒は初めて扱う機械に四苦八苦していましたが、実務に近い作業をすることで、楽しかった、良い経験になったという意見をもらいました。また、3Dレーザースキャナー測量のデモは、初めてみる最新の測量技術を見てすごかった、勉強になったという感想をもらいました。

 

 

 県西支部の出前授業は今回で12回目になります。アンケートからも将来役に立つ、職業の選択肢になるなど、出前授業が生徒によい影響を与えていることを感じさせられました。

 

 実習の最後にアンケート調査を実施し、結果は以下の通りでした。

 

1.座学授業の内容は理解できたか?
  理解できた64% 半分は理解できた36% 理解できなかった0%
2.測量実習、作業内容は理解できたか?
  理解できた77%  半分は理解できた23% 理解できなかった0%
3.現場作業班の講師の印象はどうだったか?
  優しかった79% 普通18% 怖かった3%
4.将来の役に立ちそうか?
   役に立つ50% わからない50% 役に立ちそうでない0%
5.土地家屋調査士という仕事を知っていたか?
  知っていた5% 聞いたことはある14% 知らなかった81%
6.土地家屋調査士の仕事に興味を持ったか?
  興味を持った45% どちらともいえない55% 興味を持たなかった0%

 

 

(記事・写真 県西支部 青木 一高)

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