【広報ニュース】神奈川県立小田原城北工業高等学校 出前授業

 県西支部では、令和2年1月14日に神奈川県立小田原城北工業高等学校にてこれから就職活動を控えた2年生を対象とした出前授業を行いました。毎年恒例となり会員協力のもと、学校側との調整や実施に至るまでの準備等、スムーズに実施する事ができました。当日の天候は、快晴で風も無く出前授業に適した天気となりました。

 第1部は教室で座学授業を30分、第2部は屋外施設にて測量実習としてトータルステーションを使った逆打ち作業、3Dレーザースキャナー測量のデモを全生徒に体験してもらいました。  第1部の座学授業は山口亮会員が講師を務め、ほとんどの生徒が土地家屋調査士という仕事を知らいない中、はじめに土地家屋調査士PRアニメーション動画を上映し、続いて土地の境界確認を例に仕事内容を説明しました。CADを使ったデモをおこなったり、アルミプレートやレーザー距離測定器に触れてもらったりしたことで具体的な業務の説明ができたと思います。アニメーション動画はわかりやすかったという意見が多かったです。

 

 第2部の測量実習では生徒数31名が4班に分かれ授業を実施しました。講師の会員は、今まで複数回出前授業の講師を経験された方が多く、測量機器の扱い方等、生徒への説明に馴れていたので余裕をもって実習を行う事ができたのではないかと思います。生徒は初めて扱う機械に四苦八苦していましたが、実務に近い作業をすることで、むずかしかったけど楽しかった、良い経験になったという意見をもらいました。また3Dレーザースキャナー測量のデモは、初めてみる最新の測量技術を見てすごかった、勉強になったという感想をもらいました。

 

 県西支部の出前授業は今回で11回目になります。在校中に測量士補を受験する生徒もおり、出前授業へ取り組む姿勢の真剣さを感じております。アンケートからも将来役に立つ、職業の選択肢になるなど、出前授業が生徒によい影響を与えていることを感じさせられました。

 実習の最後にアンケート調査を実施し、結果は以下の通りでした。

1.座学授業の内容は理解できたか?   理解できた77%  半分は理解できた23%  理解できなかった0%

2.測量実習、作業内容は理解できたか?    理解できた90%  半分は理解できた10%  理解できなかった0%

3.現場作業班の講師の印象はどうだったか?   優しかった97%  普通3%  怖かった0%

4.将来の役に立ちそうか?   役に立つ58%  わからない42%  役に立ちそうでない0%

5.土地家屋調査士という仕事を知っていたか?   知っていた13%  聞いたことはある19%  知らなかった68%

6.土地家屋調査士の仕事に興味を持ったか?   興味を持った52%  どちらともいえない45%  興味を持たなかった3%

(記事・写真 県西支部広報員 青木一高)

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