先日、測量作業中に、スマホ(スマートフォン)を片手に歩きながらいじっている大人が危うく道路上に据えたトータルステーションの脚に当たりそうになったので注意をした。謝るどころか、こちらが道路に器械を置いているのがいかにも悪いような素振りであったので言い合いになってしまったのだが、こちらも短時間であり、道路の使用許可を取らず作業をしていたので、あまり強くも言えず引き下がってしまった。 今、スマホを持っていない人の方が少ないのではないかと思うくらい、電車の中でも歩きながらでもあっちこっちでいじっている。いじるのはいいのだが、公衆の場においてマナーを守らなければ、勿論事故が起こる確率が高くなる。 最近流行りのスマホゲーム「ポケモンGO」をやっているいい大人も歩きスマホをやっている。注意をしようものならこちらを睨め付ける。 なんのゲームか分からなかったので調べてみたら、スマホで歩きながらキャラクターを探し集めて点数を稼ぐゲームらしい。 ゲーム作成会社も歩きスマホを助長しているかのようだ。 スマホは便利でツールとしてなくてはならないものだが、マナーを守らない輩が非常に多い。 そう言えば、二宮金次郎も歩きながら薪を背負って本を読んでいた。 2010年頃に入って歩きスマホの問題が出始めてから、ある小学校の父母から危ないから二宮金次郎の銅像を撤去するよう要請したらしい。 一方、日光私立南原小学校に寄贈された石像は、立像ではなく座像になっているものを贈られた。 金次郎が座った。 勤勉な姿がただ座って読書している子供にしか見えない。 勤勉のシンボル二宮金次郎もとんだ被害者だ。 皆さんも道路で測量するときはこちらが注意しましょう。 (記事 横浜南支部広報員 佐浦 秀己)
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