調査士は、個人または少人数で仕事をしている人が多いと思いますが、閉塞感を抱いたり視野が狭くなったりしがちではありませんか。私は、外の空気を感じ視野を広げる方法として趣味を利用しています。私の趣味はウインドサーフィンです。約15年前に始め、一時忙しいことを理由に止めていたときもありましたが、現在は毎週海に通うほどはまっています。ウインドサーフィンは、数あるマリンスポーツの中でもあまりメジャーではないのでご存知でない方のために、その魅力を簡単に紹介したいと思います。 ウインドサーフィンは、ボードの上にセールという帆をつけてそこに風を当てることによって揚力(上方前方への力)を発生させ水面を走ることができるスポーツです。ある程度のスピードに達するとボードが水面から離れ抵抗がなくなるため、すごいスピードで水面を走ることができます。時速30~50km程度になりこれをプレーニングと呼びますが、プレーニングを体験するとウインドサーフィンは止められなくなります。 私は、江の島のショップの会員となり、そこのメンバーのみなさんとウインドサーフィンを楽しんでいるのですが、メンバーの職業は、会社員、医者、経営者等様々で、年齢も30代から60代と幅広いです。ウインドサーフィンは、ある程度風が吹かないとできないスポーツであるため、夏は、海水浴で混み合う海よりコンスタントに風が吹く本栖湖に行きます。先日もキャンプをしながら行ってきたのですが、風待ちしている間のおしゃべりや夜の宴会を通してコミュニケーションが図れるので良いリフレッシュになることはもちろん、いろいろな話を聞くことができ仕事や人生の参考になることも多いです。 そんなウインドサーフィンですが、人気下降気味でピーク時に比べ競技人口は減少(半分から4分の1になったようです)、専門誌の廃刊と、ウインドサーフィンの醍醐味を知る私としては寂しい限りです。最近は道具が良くなり、はじめての人でも初日からボードの上に立つことができます。サーフィンのように一つの波を大勢で取り合うこともなく、広い海や湖でみんなで風をシェアしながら楽しめます。神奈川は、東京や埼玉から通うほどウインドサーフィンができる場所が多く恵まれています。ぜひ興味のある方はトライしてみてください。
今年の本栖湖。全国からウインドサーファーが集まってきます。 (記事・写真 県西支部広報員 青木一高)
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