【調査士ねっとわーく】「形からの美学」

 大和支部広報員の菅野です。

 いつの頃からなのか記憶にありませんが、何事も形から入る中年になっておりました。

 

(ケース1)

 前回の調査士ねっとわーく寄稿で県央支部・磯村先生が楽器に纏わる楽しいお話を書かれていましたが、続いて楽器談を少々。

次女が中学校の吹奏楽部に入って現在3年生、クラリネット担当です。娘の発表を聴きに行ったり、大人の団体のコンサートにお付き合いして行ったりと、この2年間は音楽に触れる機会が何回もありました。歌っても思うように上手く歌えないし考えている事が思うように話せない自分ですが、楽器が思いのままに演奏出来たらさぞ気持ち良いだろうという感情が芽生えてきました。久しぶりの「心の叫び」です。何か楽器を始めたいと悶々とするだけの毎日に心の疲労が募り、とうとう購入してしまいました。

「アルトサックス初心者セット」

 

 

 

アルトサックスは管楽器の中でも比較的吹きやすいものらしく、学生時代の音楽成績がいつも2だった自分でも何とかイケるのではないかという安易な選択です。(本格的にサックスを奏でている方、申し訳ございません)高級品ではなくて入門レベルの品ですが4人家族が1か月暮らせるほどの結構なお値段で…。体験のレッスンに行ってみてからとも思いましたが時間が作れず、とりあえず形から。折をみてレッスンにも通い、事務所近くの公園で練習したいと思っています。娘の結婚式で披露出来れば良いのですが。

(購入して早1か月、やっとマウスピースでまともな音が鳴りました…)

 

 

 

(ケース2)

 年に数回行けるか行けないかの船釣りなのに、ターゲットの魚に合わせたサイズのクーラーボックスを釣りに行くたびに買い揃えているうちに多い時で10台以上の在庫を抱えた事もありました。魚が釣れすぎて入らなかったらどうしよう…大きいのが釣れてしまって入らなかったらどうしよう…真夏なのに安いクーラーボックスで大丈夫か?とつい考えてしまい、心配するくらいなら買ってしまえという結果です。(入りきらない本数、入らない大物が釣れた経験は未だありません)

現在は淘汰されて、小物用(シロギス等)・中小物用(カワハギ・アジ等)・中型(真鯛・イナダ・五目等)・大型(ブリ・ワラサ等)の4台に落ち着いています。

釣竿やリールの数は書けません。船釣りが趣味の方はお分かりだと思いますが。

 

(ケース3)

 土地家屋調査士業にまつわる「形から」

 形からという言葉では語弊があるかもしれませんが、土地家屋調査士の仕事の上で道具や材料などの準備不足で困った経験が多々あると思います。測量機の充電忘れ(もはや測量延期)・モルタル練る用の水の補充忘れた(近場の公園等での補充はNGなのでコンビニで美味しい水2ℓ数本を買ってくる)・擁壁登るのに脚立忘れた(現場に使えるものが無いか探す)・昨日作った資料忘れた(記憶と笑顔でどこまで説明出来るか・・)等など。

何事も形からと言うと少し浅くて軽いイメージがあるかも知れませんが、形が整っていれば後は自分次第。やる気スイッチをONにする自分への段取りだと考えています。

 

これからも「形から」は美学として、趣味・仕事に励みたいと思います。

 

(記事・写真 大和支部広報員 菅野 貴史)

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