先日、ものすごく久しぶりに、かつて通っていた高校の最寄り駅から校門までの通学路を歩く機会がありました。私鉄の駅前のロータリーから4方向に伸びた道のうち真ん中の南の方へ向かう道で、途中脇道がありますが、突き当たりが高校です。駅を降りて坂道を上りそして下り坂、下りきると校門です。校門から校舎まではまた上り坂、だらだら歩いて10分程度の道のりです。
駅近くには、当時はなかったコンビニやクリニックができていたり、友人のノートのコピーをお願いした不動産屋がなくなっていたりと、当然町並みは変わっていました。でも、駅から少し離れると住宅が建ち並び、町の雰囲気は当時のままでした。もちろん、建替えられた建物も多くあるのでしょうが。
立ち並ぶ建物は変わっていても道路の幅は当時のままだと思います。5m程度でしょうか。道路って、こんなに狭かったかなという印象です。
駅から校門への一本道なので、交通量は少なく車を気にすることも殆どなく、また車の運転をしない高校生の目には十分な広さの道路と写っていました。そもそも当時は道路の幅など気にしたことはありませんでした。
今は運転する立場でみてしまい、電柱が邪魔だし、車がすれ違う場所も選ばなければならないとか考えてしまうからでしょう。同じものをみていても立場によって、その印象や評価は変わるものだと思いました。
今度は、もっとからだの小さかった小学生当時の懐かしい通学路を歩いてみたいと思います。なにか新しい発見があるかもしれません。
(記事 前大和支部広報員 遠藤 篤)