実りの秋、いろいろな果物が出回る季節ですが、皆さん柿はお好きでしょうか?年配の方は好まれる方が多いようですが、若い方にはいまいち人気がないように思われます。皮をむく手間があるためでしょうか?また、それ程甘くもありませんよね。
ところが、とても簡単に非常に甘く柿を食べる方法があるのです。その方法は、買ってしばらくそのまま置いておくだけです。1、2週間位すると、熟して柔らかくなり、中がゼリー状になった頃が食べ頃です。皮をむかずに丸かじりでもいいですし、上の方を包丁で切ってスプーンで食べてもいいです。とても甘くてやわらかい柿が楽しめます。また、凍らせてシャーベットにして食べてもおいしいです。
ところで、禅寺丸という柿をご存じでしょうか?
日本で最初に見つけられた甘柿だそうです。800年前の鎌倉時代に今の川崎市麻生区の王禅寺で発見されたため、その名が付けられました。その後、その付近で柿の生産が盛んになったため、柿生という地名ができたそうです。中身が黒っぽく、一般的にはあまり出回っていませんが、農協などで販売しているかもしれません。
ゼリー状に熟した柿
中身の黒っぽい禅寺丸
(記事・写真 横浜北支部広報員 斉藤 嘉一)