病とともに歩み9年という月日が流れました。まあ地獄な日々な訳ですが。
発症直後病院のベッドで悲観に明け暮れていた頃、実父が見舞いに訪れました。
開口一番、耳を疑う言葉が…「いい気味だ…ざまあみろ。」ですって…。
その父も7年ほど前に他界し私は、時間があるごとに墓参りをして、墓前で父と会話します。
今は、こう思います。私の性格を知っている父の最大限のハッパがけだったのだと…。
「こんちくしょうと思って立ち上がれ。」と言いたかったんだと考えるようにしました。
「なぜ素直にそう言ってくれなかったんだ??」不器用な父を今は何故か可笑しく感じます。
同じ時間を生きた佐川さんが俺の先を越しやがった。まぁ、病の苦しさは当人しかわかりませんから、彼も苦しかっただろうな…。
調査士会の平均年齢を考えたら皆様もご自愛ください。本当に生き地獄ですよ。俺は、まだまだ生き恥をさらして生き続けます。
親父に負けないよう、「こんちくしょう。」と思い続けていきます。
もっといろいろ伝えたいことがありますが、うまい言葉が出てきません。
コロナ禍で業界が冷え切る中、焦らずのんびり時を刻んでいくしかなさそうですがみんな頑張ろう。
(記事 横浜東支部 餅田 愼治)