以前2019年3月に調査士ねっとわーくに『フットサルって知ってますか?』を寄稿しました。皆さまのご記憶にありましたら幸いです。
もし、また読みたい、記憶にございません。と言う方には下記にリンク貼っておきます(笑)
https://kanagawa-chousashi.or.jp/uncategorized/uncategorized-10887/
今回は、またこの調査士ねっとわーくに寄稿出来る事になりましたので、『フットサルって知ってますか?』part2と題しまして書きたいと思います。
今回は、もう少し掘り下げてフットサルにおけるサーフェスについて
※サーフェスとは、サッカーグランド、テニスコート、野球場などのスポーツにおける芝や土などのフィールド表面の種類
自分が学生の頃は、フットサルと呼ぶよりは、サロンフットボールとかインドアサッカーと言われていました。学校の体育では、雨の日にハンドボールのゴールを使って体育館で行われていました。フットサルは、体育館等で行うスポーツであり室内競技であります。
よって、フットサル→室内競技→体育館の床→フローリングの床とサーフェスに繋がっていきます。
一方、サッカーにおけるサーフェスについては、芝や土のグランドです。
天然芝のグランドについては、維持管理が大変で、最近の公共施設で管理しているグランドは、人工芝グランドが多くなっています。
私が経営している『グリーンヒルズ緑山フットサルパーク』は、スポーツ競技としてはフットサルですが、屋外施設になり、体育館のようなフローリング床のサーフェスは使えないので、サッカーグランドで使用する全天候型の人工芝を採用しています。
では、人工芝についてですが、一概に人工芝と言っても多種多様な芝があります。
ホームセンターで売っている家の庭に使うような芝から、テニスプレイヤーならご存じだと思いますが、通称オムニコート 砂入りショートパイル人工芝、最近のサッカーグランドで使用しているロングパイル人工芝があり、色々なスポーツ関連メーカーが用途に合った人工芝を発売しています。
幣施設は、使用目的から『住友ゴム工業株式会社 Hibrid-Turf EXⅡ』のロングパイル人工芝を採用しています。
続きまして、ロングパイル人工芝について説明します。
ロングパイル人工芝の断面は、一番下の土の部分からまず、基礎砕石20㎝、透水性アスファルトコンクリート5㎝、その上にロングパイル人工芝(モノフィラメントヤーン)の芝丈5.5㎝あり計約30㎝もの断面形状になります。
そして、モノフィラメントヤーン55㎜の中に珪砂を20㎜+カーラーチップが15㎜充填しロングパイル人工芝が出来ています。
また、人工芝が植え付けてある基布に穴が開けてあり、芝に降った雨が人工芝にたまらずに下部へと染みていく構造になっていて、多少の雨では水溜りもできずに使用可能になっています。
ロングパイル人工芝の特徴としては、JFAやFIFAが公認する数値基準があるように、品質基準を設けプレイヤーのプレー性、安全性に配慮しフットサル、サッカーができるように考えられています。
今回は少しマニアックでしたが、フットサルにおけるサーフェスについて書いてみました。
皆さんもサッカーやフットサルをする時や、散歩で近くのグランドを見た際、このグランドのサーフェスは何かな~こんな構造になっているんだ~と少しでも興味をもってもらえると嬉しいです。
また、フットサルをする際は、プレイヤーのプレー性、安全性に配慮した全天候型ロングパイル人工芝採用の『グリーンヒルズ緑山フットサルパーク』を、よろしくお願いいたします。
もうじき桜の季節 フットサルをしながら、岡上の桜がきれいですよ。
(川崎支部広報委員 片山 稔)