【調査士ねっとわーく】激痛の思い出

 約5年前のことです。自転車での通勤途中、みぞおちあたりに鈍い痛み。

 事務所に着いてからも痛みは増すばかり。食あたりかなとトイレに行っても異常なし。しかし、痛みは強くなるばかりで顔面は蒼白、吐き気も催しだし、歩く振動だけでみぞおちに響く始末です。こんな激痛は人生初です。

 

 「これはおかしい」と妻を呼び、いつも健康診断を受けている病院へ車で送ってもらいます。車の振動もつらく、朦朧とする意識の中、わざわざ迎えに来てくれた妻に「もっとやさしく運転できないもんかね」などとバチあたりなことを考えながら病院に到着。

 

 身悶えしながら各種検査を終えての診断結果は、「胆嚢結石症」。

 「胆汁」を貯めるための「胆嚢」内にいくつも石ができてしまい、その石が流れ出し細い胆管に詰まることで激痛が発生するとのこと。

 検査時のγ-GTPは600超え(適正値50以内)の異常事態です。薬で治るのかと思いきや、お医者さんの対処法は、「手術で胆嚢を取っちゃいましょう」とのこと。

 「先生、軽くおっしゃいますが臓器をそんなに簡単に取っていいんですか?」。

 しかし「胆嚢があるかぎり、この痛みは繰り返す可能性があるよ」とのことで手術を決断。

 

 そのまま入院となり、手術含めて10日間ほどその病院にお世話になりました。

 自分が弱っているときの先生や看護師さんは本当に神様のようでした。また、仕事のフォローをしてくれた皆さまや家族には大変感謝しております。

 胆石の原因は不明ですが、私なりに生活習慣が良くないのではと考えました。特に飲酒です(大量ではないですがほぼ毎晩飲みます)。

 退院後は、心底健康のありがたみを感じ、生活習慣の改善に取り組みました。

 

 しかしながらです。喉元過ぎればなんとやらで、ここ最近は休肝日もおろそかになっています。自分の学習能力の無さに驚くばかりです。

 この機会にあの激痛を思い出し、甘えた自分を律すべく書かせていただきました。

 

(記事 湘南第二支部広報員 筒井 淳)

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