今年は長梅雨で、あちらこちらに水たまりができています。そこで彼らの子どもはスクスクと育ち、大人となり、今年も容赦なく襲ってきました。前回の虫対策記事を書いてから早一年。 「そがな昔のこと誰が知るかい!」とどこかから聞こえてきます… 前回の記事を読んでいただいた奇特な方は、私の失敗を既にご存じでしょう。昨年の経験から、今年は『パワー』と名のついた赤い蚊取り線香をやめ、同じ森林の香りと銘打つ、緑色でマイルドそうな商品を試してみました。竹藪での成果は上々です。しかし残った蚊取り線香は車内でも効力を発揮し、搭載していた作業服も鞄も図面もすべて、火を点けていないにもかかわらず香を焚き染めてくれました。この香りがついたまま電車に乗ると、乗客は皆マスクをしているにもかかわらず横目で見られます。蚊取り線香の保管には、香りを漏らさないよう冷凍用ジッパー式保存袋を強くお勧めします。 友人の一人はヤブ蚊がいなくなるスプレーの存在を教えてくれました。こちらは、スプレーした場所だけがバリアのようになり蚊が寄らなくなる優れものです。ただ移動が多いと埒があきません。スプレーの回数が増えるとお財布にも優しくありません。戦隊ヒーローが変身のときに使うような、金色に輝く大きな腕時計モデルの電池式虫よけセットも使ってみましたが、寄ってきます。でも刺されにくい気もするようなしないような? 「最後じゃけ、言うとったるがよ。狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ。」 映画『仁義なき戦い』の名台詞が真実でないことを祈るばかりです。 昨年触れましたハッカ油も、今年はマスク着用機会が増えたことで品薄になっているとのこと。末筆ながら、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 (記事 横浜中支部広報員 菅原 大悟)
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