平成31年2月9日、10日の一泊二日にて湘南第一支部の支部行事で行ってまいりました国土地理院について紹介します。 湘南をチャーターバスで出発後約3時間、茨城県つくば市北郷1番の国土地理院へ到着です。
土地家屋調査士は、ほとんどの方が測量士または測量士補を取得されていますので受験願書を送付した記憶があると思います。 しかし、国土地理院は、個人で訪問する機会はあまりなく、行ったことがある会員は数名、ほとんどが初訪問でしたので良い経験が出来ました。 国土地理院内の「地図と測量の科学館」に入ると一般の見学者もいる中、職員の方の案内で館内一周をします。 特殊なメガネをして「日本列島空中散歩マップ」を見ると立体的に見え、タッチパネルの「タッちず」では、新旧の地図を比較して藤沢駅周辺の移り変わりを参加者と確認しました。
それから、国土地理院の業務内容のレクチャーを受け、新旧の測量機器を見ながら古地図をじっくり鑑賞して、屋外では雪が降る中、初代測量用航空機「くにかぜ」と電子基準点を見学しアナログからデジタルへの技術進歩を実感しました。
測量技術は縄で始まった測量が衛星で管理する測量になり、測量精度も飛躍的に良くなりましたが、土地家屋調査士業務の境界立会確認業務はアナログのままですね。 境界紛争をなくすために、隣接所有者と会い、納得するまで説明をして、境界標を設置する。その後やっと境界確認書の取り交し。 「境界紛争ゼロ宣言」のスローガンを達成するため我々現役調査士は、日々業務に邁進中であり、スローガンが無い時代から先輩調査士の方々も同様に業務を行なっていました。 2020年土地家屋調査士制度70周年を迎えますので、約70年間アナログ業務の境界立会確認をしてきたのかな、これから先もずーとつづくのかな。 国土地理院訪問して、技術の進歩と土地家屋調査士業務の昔から変わらない姿を実感しました。。
(記事・写真 湘南第一支部広報員 村澤 玄吾)
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