【広報ニュース】平成28年度 神奈川県立向の岡工業高等学校出前授業~第2弾~

 神奈川県土地家屋調査士会の広報活動の一環として、平成29年3月13日に県立向の岡工業高等学校において、本年度2回目の座学による出前授業を実施しました。  川崎支部では、毎年恒例となりました秋の出前授業をすでに11月に実施しており、その時の対象は都市工学コースの生徒で座学と測量実習でした。

 今回の対象は建築コースの2年生28名で、座学のみでテーマは   ① 土地家屋調査士の仕事について   ② 登記について でした。

 まず、前半で山田武宏会員が土地家屋調査士の仕事について、詳しい仕事の内容と資格について資格試験も交えて講義し、建築コースの生徒に土地家屋調査士という仕事を理解してもらいました。  自宅の実際の登記記録、公図、地積測量図、建物図面を資料にして、建物を建築する土地に係る図面や登記記録の見方、境界の重要性と杭の種類を講義したので、将来の自分の仕事との関わり合いがあるということで、生徒も大変興味深く聞いていました。

 次に後半では、2級建築士との兼業の本職がさらに具体的に、1軒の家を建てる場合の事前調査、設計、建築、建物表題登記までの流れを通して、建築士と土地家屋調査士はいかに深い関わりがあるか講義しました。

 敷地の道路付けや2項道路でのセットバック、さらに建築基準法の制限を絡めて建築設計の講義をしたので、建築コースの生徒には興味のある話で目を輝かして聞いてくれました。

 最後に登記記録の読み方の中で特に慣れないと難しい、現在の所有者と持分の計算をクイズ形式で各自に答えを導き出してもらいました。これは特に盛り上がりました。

 今回の出前授業であった生徒の一人でも、本職の後輩となる建築士と土地家屋調査士の兼業を目指してくれたらと思います。

(記事・写真 川崎支部広報員 田代喜美子)

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