平成28年2月9日、向の岡工業高等学校において、当年度2回目の座学による出前授業を実施しました。 今回も前回と同様、建築コース2年生の中の26名を対象とし、前半は林健二会員による建築設計に関する講義でした。建築コースの生徒さんが相手ということで、住宅設計をする上での重要ポイントである道路境界からのセットバック及び接道の関係と測量の係わりについて、実際の写真と設計図等を使用して解りやすく具体的に説明をして頂きました。建築の話をしている中にも、「土地家屋調査士」という重要キーワードを随所に散りばめながらの講義はさすがでした。
後半は小西行長会員による「土地家屋調査士の実務について」。こちらも実際の登記記録・地積測量図・建物図面といった資料を用いての講義で、資格・業務等についての説明をされていました。また昨今減少傾向にある受験者数を増加させるべく、土地家屋調査士業の魅力について特に熱く講義されていました。座学のみの授業では時として退屈になりがちですが、そこは我が川崎支部副支部長。林会員の講義同様、建築の話とうまく連動した講義で生徒達を引き込んでいたと思います。 毎年講義後に、学校よりアンケートを実施して集計していただき、生徒さんの声を聞かせて頂いております。 生徒達からは、「初めて聞いたが、どのような仕事か理解できた」とか「資格に挑戦してみたい」など、土地家屋調査士の仕事に興味をもってもらい、将来選択する職業の一つとして、選択肢にくわえてもらえているような意見もありました。
このような地道な活動により、少しずつではありますが、広報活動としての成果が出てきていると実感しております。 最後に、今回も講義にご協力を頂きました林健二会員、小西行長会員には、誠に有難うございました。 (記事・写真 川崎支部副支部長 深瀬光正)
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