『土地家屋調査士について話してみませんか。』以前知り合ったラジオのパーソナリティーからメールが届いたのが今年の2月上旬。学生時代はリスナーとしてラジオ番組に葉書を投稿していた過去のある私にとって、ラジオに出演できるというのは少々驚きながらも夢の様な話であり断る理由もなく快諾したのでありました。 そして2日後が収録日。向かった先は東戸塚駅に隣接するビルの2階の一画。こんなところにラジオ局があるのかと正直驚きながら中へ入り、待っていた知り合いのパーソナリティーとコーヒーを飲みながら30分ほどの雑談。 『さて、そろそろ本番いきますか!』いきなり本番開始の言葉。台本も無く、どんな内容の対話をするかの打合せや説明も一切なく、約1時間のぶっつけ本番の収録がスタートしました。 見慣れない機材に囲まれ、顔の前にはマイクが置かれパーソナリティーと2人だけで会話をするという普通ではない環境下、緊張で汗をびっしょり掻きながらどれだけ上手く土地家屋調査士について話が出来たかは定かではありません。ですが、なるべく分かり易い言葉を選んで説明する事で、聞いている方々が土地家屋調査士の事を知って頂けるように心がけました。 この放送を聞いて下さった方が少しでも土地家屋調査士について興味を持っていただけると幸いです。
さて、今回番組に出演した事で改めて感じた事ですが、誰かに『土地家屋調査士の仕事内容』、『土地家屋調査士の魅力』について説明して欲しいと言われたとしたら、果たしてどれだけ簡潔明瞭に説明が出来るでしょうか。 業務を行う上では普段あまり気にしている事ではないと思いますが、少しでも多くの方々に土地家屋調査士の名前を知ってもらい、そして土地家屋調査士の仕事内容を理解して頂ける事が土地家屋調査士の課題の一つだと思っています。 弁護士・司法書士・税理士などの場合、一般の方々は業務内容と職業が一致する事でその職業に対する信頼度を持ち、結果、仕事をより効率よく進める事が出来ると思われます。しかし、土地家屋調査士の場合は殆どの方が職業すら知らないために、我々が最終成果をあげるまで依頼主や隣接所有者との関係性を積み上げなくてはならない現状かと思います。 少しでも土地家屋調査士という名前が一般の方々に浸透する事で、我々の仕事がより円滑に効率よく進められるようになる事を期待しております。 (記事・写真 横浜東支部幹事 住谷 和典)
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