神奈川県土地家屋調査士会の広報活動の一翼を担い、土地家屋調査士のPRと地域への貢献を目的にして、川崎支部では平成22年度から神奈川県立向の岡工業高等学校で出前授業を始め、今回で、第5回目となりました。 都市工学コースの生徒を対象に、今年は11月18日の午後一番の授業時間に行わせて頂きました。 例年のように二部構成で、最初に座学を20分間行い、その後校庭に出て、昨春に完成した新校舎をバックにして、1時間半ほど屋外実習をしました。
座学では、公図や登記簿、地積測量図を見せて調査士の登記業務を紹介し、屋外実習では、トータルステーションを使用して逆打ちの練習を行いました。 26名の生徒が5班に分かれ、それぞれに支部会員が2名ずつついて、手本を見せながら、指導を行いました。多摩川の河原敷から吹き寄せる風は冷たかったですが、生徒たちは真剣に実習に取り組んでくれました。 後日、生徒が書いたアンケートを読ませて頂きましたが、概ね好評でした。
また、学校の先生方からは、実社会で働いている調査士に指導してもらう事は、生徒の学習意欲や動機づけをする上で有効だとの評価を頂いております。 さらに昨年度から、都市工学コースだけでなく建築コースの生徒にも講義をお願いしたいとの申し出を頂いております。 この様に一定の評価を頂いているので、役所や議員の方々に、土地家屋調査士会は継続した地域貢献を果している団体だと胸を張ってピーアールができると思います。 (記事・写真 川崎支部副支部長 林 健二)
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