実際に測器に触れることで、測量というものを体験してもらいます。 4班に分かれ支部役員が生徒達に丁寧に観測の仕方を説明し、生徒達は交代で観測し、 時折笑みをこぼしながらも真剣な表情で観測していました。生徒達と和やかな雰囲気の中、 実習は進んでいきました。
予め、我々で金属プレートを設置し、測点にプリズムミラーを立て、持ち方のポイントを 丁寧に教え、生徒達は皆、気泡がずれないよう慎重に持っていました。 測量実習に熱心な生徒もおり、積極的に講師陣に質問を投げかけておりました。良い経験に なったと思われます。
生徒達は、建築科ということもあり、素直に講師陣の説明を受け、将来自分達の仕事に 少なからずとも関わっていくものであるという認識をもって、真剣に実習に取り組んでいるのが 窺えました。 本会からは、制度対策特別委員会の方々も多数で参加してくださり、迅速に生徒達に対応する ことができました。
内業では、藤橋俊之会員が講師を務め、土地家屋調査士の業務内容の説明から始まり、不動産 登記の建物認定について大船観音や鎌倉の大仏、氷川丸といったものの建物認定の可否について 講義しました。 また座標を使用しての求積方法についての説明をされ、講義の終わりには土地家屋調査士の リーフレット、蛍光ペン等を生徒達に広報の一貫として配布しました。
今回の出前授業を通して、僅かな生徒でも、我々の業種に少しでも興味、理解をして頂ければ 幸いです。 来年度以降も趣向を変えながら生徒達に関わっていけたらと思います。 生徒達への指導、講義をして頂きました制度対策特別委員会の皆様、支部役員の皆様 お疲れ様でした。
(記事・写真 横浜東支部広報員 内田 博之)