G空間EXPO2012 |
6月21日~23日横浜西区「みなとみらいパシフィコ横浜」において、今年で3回目を迎える「G空間EXPO2012」が開催されました。 日常生活や経済活動に欠かせない位置と時間の情報「地理空間情報」といわれ、その利用の可能性と領域の広がりに多くの期待が寄せられています。 この企画には、国・公共団体・大学・企業が一体となって参加しています。 国は内閣府・総務省・国土地理院その他多くの省庁・研究所、大学は日本大学その他、産業界からは測量・防災・電気・造船その他多くの企業が参加しています。
日本土地家屋調査士連合会は今年も展示ブースを設け、多くの見学者がありました。 展示会場で多くの見学者が集まっていたブースは、地震関連・GPSナビ・地図関連企業でした。又、宇宙衛星を利用した衛星写真や、測位衛星「準天項衛星システム・みちびき」を利用した関連事業に、筆者も興味深く見学して参りました。 会場には、測量コンテスト、距離を測る体験イベントが行われ、特に、子供連の方など多くの方が来場されていました。
又、パシフィコ横浜アネックスホールにおいて、3日間に渡り「応用測量技術研究発表会」・「アジア・オセアニアにおける衛星測位地理空間情報利用と海外貢献について」・「防災地理空間情報活用シンポジュウム」、日調連では「情報循環社会の構築が明日の日本を創る」としての研究発表会など多くの講演・シンポジュウムが行われました。
「G空間社会」として、現在携帯電話ひとつ持っていれば、自分のいる位置や周りの様々な情報を知る事ができます。いつでも、どこからでも、場所に結びつけられる必要な情報を自由に使える社会が実現しています。地図とGPSで得られる“いつ・どこ”情報にさまざまな情報を組み合わせることで、より便利で楽しいサービスを得られることができます。また、災害の時に「どこへどう避難すればいいのか?」誘導してくれたり、迷子になった子供の位置をすぐに教えてくれたり、私たちの“安心・安全な生活”を実現しています。 今後も、「G空間社会」が私たちの生活をより安全に、豊かにするだけでなく、新たな産業やサービスを生み出すインフラとして期待しています。 広報部 野口幸秀
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