相模原支部では、毎年恒例となっている、神奈川県立相原高等学校(以下、相原高校)の出前授業を、令和7年3月12日の水曜日に行いました。今回は平成26年の第1回目から数えて12年目、回数にして10回目となります。
当日は悪天候が心配されましたが、屋外の測量実習の時間になると朝方降っていた小雨も上がり、無事に予定どおり行うことができました。
今回のスケジュール
9 :20 集合
9 :40 座学 土地家屋調査士って何?
10:15 測量実習 逆打ち作業の体験
11:25 自動追尾トータルステーション(TS)の実演
ドローンの実演
12:10 教室で質疑応答
12:30 終了
オートレベルを寄贈
出前授業に先立ち、相模原支部の会員から不要となったオートレベルを相原高校に寄贈したいとの申し出がありました。型式は古いものの、ほとんど使用していない未使用品に近い状態のものでした。会員は「中古品として売却しても良いのだけれど、教育現場で活用してもらえるなら」と寄贈を思いついたそうです。学校側も「レベルは授業で一番よく使う測量機器」とのことで、大変喜んでもらえました。
教育現場の支援策として
相原高校は農業高校のため、スコップなどを大量に使用します。しかし、学校の予算は使用目的が厳格に決められているため、消耗しても必ずしも充分な量を補充することができません。測量機器に限らずスコップなどの消耗品を寄贈するのも社会貢献活動としてよいのではないでしょうか(ただし、新品に限る)。
参考までに、特に不足している備品は何かお聞きしました。
・練りスコップ(小型の角スコップ)
・剣先スコップ
・エスロンテープ(30m)
・スチールテープ(30m)
最後に
他支部から応援に来てくれた会員の皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
最初に参加会員全員そろって自己紹介。
横須賀支部からも支部長をはじめ、計3名の会員が駆けつけてくれました。
プロジェクターを使って、土地家屋調査士の仕事を紹介する田山会員。相模原支部では少数派の女性会員。
トータルステーション(TS)のレクチャーをする大門会員。
今回、男子16名、女子22名と女子の方が多いため、県央支部、横浜北支部からも女性会員が応援に来てくれました。
生徒(左)と会員(右)。
TSを操作する時は、みな真剣。
年に一度のイベントである出前授業は、会員同士の交流の場でもあります。
愚直な弟(左)と陽気な兄(右)。
ちなみに弟は相原高校の教員。兄は県西支部の会員です。遠くからありがとうございました。
オートレベルと三脚を寄贈する伊藤会員(左)。
右は相原高校の山口先生。
最後は恒例、ドローンを使って上空から記念撮影。芝生に寝転ぶのはお約束。
(記事・写真 相模原支部 副支部長 中川 裕久)