令和7年1月28日に神奈川県立横須賀工業高等学校で横須賀支部初となる出前授業を行いました。
対象は3年前に創設されたばかりの非常に新しい建設科の1年生でした。建設業界や測量業界からも多くの授業を受けているため、今後の選択肢に土地家屋調査士も入っていけることを嬉しく思いました。
授業内容
9:20 挨拶、座学、実習概要の説明
10:00 実習 【逆打ち】
11:20 自動追尾による逆打ちの実演、実習 【正四角形の閉合測量】
11:55 3Dスキャナの実演
12:15 広報、質疑応答、アンケート記入、広報グッズ配布
座学では「調査士ってなに?」というところから、横須賀工業高等学校の土地登記情報や公図等を見ながら業務の内容、土地家屋調査士試験や収入についての授業を行いました。調査士の認知度はとても低いですが、収入や時間の使い方については非常にいい反応を得られました。
座学風景
実習では初めて触るトータルステーションでしたが、センスや勘のいい生徒も多く熱心に操作方法を学び、みんなで協力しながら作業を進めていました。
逆打ち実習では4班力を合わせて校章を描き、正四角形の閉合測量では精度を競い、楽しみながらの実習となりました。また、自動追尾の実演では驚きの声が上がり、3Dスキャナの実演では生徒と一緒に(もしかしたらそれ以上に)我々も興味津々で実際に観測作図した図面を見ながら楽しみました。
3Dスキャナの実演
自動追尾の実演
逆打ちで描いた校章
数日前までは雨予報でしたが当日は晴天となり、他支部からのサポートをいただいて予定通りに出前授業ができて本当によかったです。
2年生になると授業の中で全員が測量士補の試験を受験するとのことなので、測量士補の合格をきっかけに土地家屋調査士まで目指してもらえるように魅力を伝えていきたいと思いました。
(記事 横須賀支部広報員 栗原 隼人)
(写真 横須賀工業高等学校)
(写真 横須賀支部 河合 一義)