日時 令和元年7月31日(水) 10:00~16:00 場所 横浜新都市ビル(横浜そごう)B2階正面入口前 新都市プラザ広場 神奈川県土地家屋調査士会(以下、本会)では今年も法務局と共催で全国一斉表示登記無料相談会(以下、相談会)を開催しました。 例年行っている取り組み ①司法書士と兼業の土地家屋調査士を相談員として常時配置 司法書士業を兼業している会員に協力してもらい、権利に関する相談にも対応しています。 ②“境界問題相談センターかながわ”所属の弁護士を常時配置 “境界問題相談センターかながわ”を本会と共に運営している神奈川県弁護士会の弁護士の方にも参加してもらい、幅広く相談に対応できる体制をとっています。 ③アンケート(相談事項記入カード)を作成 相談者のニーズを掴み、より良い相談会とするため、相談事項記入カードを作成、集計、分析をしています。 今年の傾向 「高齢な親が住む実家の管理(測量や売却など)について」というような今後発生する相続についての相談が目立ちました。これは「空家」や「所有者不明土地」などの問題がクローズアップされ、いわゆる「空家予備軍」、「負動産」に関する不安が高まっているためと思われます。特に不動産の所有者本人ではなく、所有者の子、つまり近い将来相続人になるであろう方からの相談が多かった事は印象的でした。 今後、高齢な不動産所有者に対する相続準備などの啓発活動が重要であると強く感じた相談会でした。 相談者に関するデータ(抜粋)
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(注1)... | 夫婦など複数名で相談に訪れた相談者は代表者を記載。 |
(注2)... | 一般的な費用の相談など特定の相談地がない場合は、「未記入・該当なし」にカウントした。 |
(注3)... | 複数の分野にまたがる相談の場合は、代表する項目をカウントした。 |
(記事 相模原支部 中川 裕久)