平成23年度相談センター研修会 |
平成23年11月15日、午後4時~5時30分に、神奈川県土地家屋調査士会館3階研修室において「平成23年度相談センター研修会」が開催されました。 今回の研修会は、境界問題相談センターかながわ弁護士相談員並びに調停員を努める弁護士を対象に初めて開催され、26名の出席がありました。研修会は栗田宜典境界問題相談センターかながわ運営副委員長が司会を務め、海野敦郎会長の挨拶があり、講師は大竹正晃ADR・筆界特定・境界鑑定推進委員長が務めました。 ? 講義は、 1、境界の種類・筆界と所有権界の違い 2、公図の種類と着眼すべきポイント 3、地積測量図の変遷 4、各種資料となり得る図面の意味と証拠能力 などについて講義と説明が行われました。 ? また、法第14条地図成果作成における基準点及び境界、筆界特定制度における筆界特定技法、また筆界を特定する際、現地調査前の資料調査の重要性について土地境界の専門職から見た説明がありました。 受講者からは「公図境界線が直線ではなく曲線に見える箇所があるが、曲線の境界はあるのか」、「境界立会において境界が所有権界なのか所有者の認識は」・「道水路杭は筆界と考えて良いのか」などの質問があり、講義題目に沿って適切な回答がされました。 最後に、奥田一高境界問題相談センターかながわ運営委員長より閉会の挨拶があり、本日の研修会を終了しました。 弁護士と土地家屋調査士が「境界問題相談センターかながわを運営する」共通の目的を持っての研修会は、専門職として調査士制度発展のためにも意義のある交流会と思いました。 広報理事 野口幸秀 |