【広報ニュース】 棚(空家対策推進協議会)から牡丹餅

 湘南第一支部は茅ヶ崎で調査士をやっております小澤です。  昨年度まで政治連盟の副幹事長をやっていた関係で、現在、茅ヶ崎市空家等対策推進協議会の委員に就任させていただいております。

 協議会参加の意義について、様々な意見お持ちとは思いますが、残念ながら処理能力の少ないオツムしか持ち合わせていない私は『官公署(外部)に少しでも土地家屋調査士の名前を知らせる一助になれば』との一念で活動しました。

 こんなことがありました。茅ヶ崎市では狭隘道路事業等のおかげで、一部部署はそれなりに土地家屋調査士に対して理解があります。  その雰囲気のままに他のフロアを闊歩していると、その日は弁護士さんが市民の無料相談を実施しており、通路には何組かの相談者が待っておられました。  その通路には各士業等のリーフレットが置かれており手持無沙汰な相談者の中にはそれを手にとっている方も見受けられました。

 そのリーフレット群に目をやり驚きました「土地家屋調査士が無い!!」  当時、本会理事もさせていただいておりましたので、本会には連絡し易く早速リーフレットを窓口に持参し「土地の境界相談や、不動産の登記についての相談には困るでしょう、これで大丈夫。」位の勢いで窓口の女性にリーフレット群に混ぜてもらうよう依頼しました。  窓口女性:「いや~、そうゆう団体多いんですよね、一部だけ置いといてください。」「・・・。」  後日、他の職員に聞いて頂いたらしく、誤解は解け無事リーフレットは置いて頂けることになりましたが、調査士知名度こんなもんです。  こんな経験から、課を跨げば市でさえ土地家屋調査士を知らない、もっと広めなければとの思いも活動の大きな原動力となりました。

 話を戻しますが、上田現政治連盟会長、石井幹事長の熱い(暑い?)思いを市担当者にぶつけて頂いた結果、土地家屋調査士会は茅ヶ崎市より協議会委員の推薦を頼まれる次第となりました。

 こからがタイトルに係ることですが、土地家屋調査士に理解を深めた茅ヶ崎市職員より「茅ヶ崎市で『住まいの相談窓口』を設立することになっているが、土地家屋調査士の方にも力を貸していただけないか?」とのオファーを頂きました。

 内容は市民より相談を受けた職員が庁内で解決できない場合、協力団体に相談にのってもらうというものです。  皆さん気になるお金の話ですが、初回相談(解決手順、費用等の説明)は無料ですが、受注の運びになった暁には立派なお仕事です。

 まだ相談案件43番にして初めての調査士案件ですが、現在担当調査士が処理中であります。

 今回の例は市が設置したかった制度の発足時にたまたま居合わせた棚から牡丹餅的な話ですが、担当部署に土地家屋調査士のセールスをしていなければ無かった話です。

 「空家に続き災害協定等、神奈川会、政治連盟どこに向かって走ってんの??」って会員の皆様、今まで、神奈川会や政治連盟が動いている内容が話題に上がることがありましたか?

 それだけ動いています。私はそんな神奈川会、政治連盟の活動を応援します、陰ながら・・・。

(記事 空家等対策特別措置法特別委員 小澤勇人)

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