土地家屋調査士と他の職業専門家との協働
年齢70歳で土地家屋調査士登録をしました(試験合格:昭和51年)。 今までは不動産鑑定士業務(鑑定、裁判所の評価人等)が中心でしたが、競売評価人の定年(本年3月)を契機に、「不動産は先ず、調査・測量ありき」という若い頃からの想いとしての、土地家屋調査士業務に就けますことを幸せに思います。 どうか宜しくお願い致します。 若い先生方や息子とは体力的な競争は出来ませんが、年齢相応に社会貢献できる仕事に取り組んでゆきたいと思います。 最初に私が本稿でいう「土地境界鑑定」とは、実施要領第5条にいう「境界鑑定」とは異なることを先ず記します。私が40歳代に九州の石飛先生の論文にみたもので、他の職業専門家との協働により土地価格の要素をも加味して現実的土地境界妥協点を合意形成(分・合筆、所有権移転を伴う)しようとするもので感銘を憶えました。 二線引畦畔も、原則国有地と見做される法的修繕がなされたものの、「しこり」を残しました。また地図混乱地域の大部分は恐らく戦前の国家総動員法の名残と思われるが、土地家屋調査士が先ず中心となるべき課題と思われます。 以上
|