残暑が厳しい中、9月3日に横浜東支部では、神奈川工業高等学校にて2回目となる出前授業を実施致しました。支部長の挨拶から始まり、外業と内業の2グループに分かれ、外業グループは、機材を使用しての測量実習です。トータルステーションを移動し、測点を4ヵ所測量し、内角の和と実測した狭角の誤差を実際に体験してもらいます。
実際に測器に触れることで、測量というものを体験してもらいます。 4班に分かれ、支部役員が生徒達に丁寧に観測の仕方を説明し、生徒達は、交代で観測し、時折、笑みをこぼしながらも真剣な表情で観測していました。生徒達と和やかな雰囲気の中、実習は進んでいきました。
予め、我々でマーキングした測点にプリズムミラーを立て、持ち方のポイントを丁寧に教え、生徒達は皆、気泡がずれないよう慎重に持っていました。 実測データの誤差は、班により異なっており、良い経験になったと思われます。
生徒達の観測後、横浜測器(株)の担当者からノンプリ、自動追尾のデモンストレーションを受け、測器のハイテクさを目のあたりにして皆、驚愕を隠しきれずにいました。
内業では、藤橋俊之会員が講師を務め、土地家屋調査士の業務内容から始まり、測量士と土地家屋調査士の行う測量の差異、伊能忠敬の功績、外業で観測したデータを基に三角関数を使用しての面積の求め方を講義いたしました。出前授業の成果もあってか、昨年度は、測量士補の受験申込者が、当校で5名いたとのことです。
今回の出前授業を通して、僅かな生徒でも、我々の業種に少しでも興味、理解をして頂ければ幸いです。 来年度以降も趣向を変えながら生徒達に関わっていけたらと思います。 生徒達への指導、講義をして頂きました会員の皆様、お疲れ様でした。
横浜東支部広報員 内田 博之
|