3月2日(土)~3日(日)の1泊2日の日程により、厚木市戸田のアンリツ研修センターにおいて新入会員研修会が開催されました。
前日の天気は大雨でしたが、当日は快晴となり関係者、新入会員の気持ちが入っているなと感じるところでありました。 前年度の新入会員研修は調査士会館3階での1日研修でしたが、今回は新たな試みとして民間施設に1泊し、よりきめ細かな研修を目指したものだと感じました。 今回の新入会員研修の特徴として、1泊することにより研修項目の他に、新入会員ですが年齢において親子以上の差があるとはいえ、神奈川会には同期入会だという仲間意識も芽生えると思いますし、先輩会員を交えた自由討論、懇親会において、いろいろな質問、意見を聞き、有意義な会話をして学ばれたことは非常に成果があったのではないでしょうか。 当日参加の新入会員受購生は25名、海野敦郎会長の挨拶で始まり、新入会員の自己紹介、研修項目へと進みました。 研修部の各理事も任期の終盤に入っており、佐川研修部長を先頭にチームワークも良く、早朝からの準備・各研修項目の資料作成や進行もスムーズに進み、講師からは何を新入会員に伝えたいのか研修課題から解りやすく講義が行われました。
今回受講された新入会員の年齢は30才から70うん才と幅広く、皆さん仕事の形態も様々で補助者を務めた方や経験年数も異なり、今回の研修ではそれぞれ得たいものは違っていたと思いますが、研修項目が豊富で、新入会員の皆さんも真剣に取り組んでおられましたので、一応得たいことをクリアされたのではないかと思います。 残念ながら筆者は1日目の研修が終了した時点で退席し、一番参加したかった夜の懇親会と2日目は参加できませんでしたが、新入会員の皆様におかれましては大変有意義な2日間ではなかったかと想像致します。是非とも未来の土地家屋調査士の発展に寄与していただき、各人の仕事におきましても、今回の研修で得たことを参考にして発展されることを願います。
最後に新入会員研修会開催にご尽力された研修部ほか関係者の皆様、ご苦労様でした。次年度以降も土地家屋調査士制度発展のために、新入会員研修会は1泊2日、新入会員の全員が泊まりで参加して続けていただきたいと思います。
広報部理事 松浦孝二
|
新人研修を終えて |
湘南第一支部 菅藤裕子
心は不安で「ドキドキ」。一方では期待で「ワクワク」。 平成25年3月2日、3日の新人研修への私の気持ちでした。 どうにか試験は合格しましたが、実務は全くの素人。一抹の不安がありました。 研修一日目は、土地家屋調査士としての規律、使命等の倫理と報酬額の算定についてでしたが、その責任の重さに身が引き締まる思いがしました。 講義は各先生方の分かりやすく、丁寧に、時にはユーモアを交えての内容でした。 研修が終わり楽しみの一時。夕食時の懇親会は、先生方、新人皆が上下の隔てなく意見交換の場となり楽しい時間でした。 私も「会の一員になれたのだな・・・」という実感で胸が一杯になりました。 学校で共に学んだ高木さん、細野さんとも歓談し、思わず時間を忘れる程でした。 二日目は、業務から見た報酬の考え方の講義でした。今後避けては通れない道なのでさらに、勉強していきたいと思います。 午後の実習は、家が測量業なので経験があり、免除して頂きました。 二日間の研修はあっという間に終わりました。 部屋は綺麗で個室。多くの友人もでき、当初抱いていた不安も今は勇気に変わりました。 私は女性。小柄で非力ですが、くじけない、負けないという信念を持っています。 これからは、先輩や仲間達に支えられながら、頑張って行きたいと思います。
|
大和支部 菅原 大悟 まず役員の皆様、ご多忙の中、貴重なお時間を割いてまでご指導いただき誠に有難うございました。 さて、今回の研修で過去読んだことのある波頭亮「プロフェッショナル原論」(ちくま新書)の一節を思い出した。以下その節である。 『プロフェッショナルの本質とは、実はプロフェッショナルという言葉自体に隠されている。プロフェッショナル「professional」という言葉は、「profess」という「宣誓」を意味する言葉から来ている。つまりプロフェッショナルとは、その職業に就くのに際して神に誓いを立てなければならないほどの厳しい職業なのである。なにを神に誓うのかと言うと、社会に貢献し公益に寄与することを目的として働くこと、そしてその目的を果たすために定められているプロフェッショナルの掟を守ることである。』 今回の研修に参加したことで、役員の皆様、一緒に研修を受けた皆様は、プロフェッショナルとして活動をしていらっしゃることを知り、自分もそうありたいと再考させられた。プロフェッショナルには、常に高潔な職業倫理と自己管理能力が要求される。今後の研修では役員の負担の軽減及び個人では出来かね、神奈川会という組織でないとできないことを研修に積極的に取り入れるためにも、外部講師の活用を検討してはいかがだろうか。
|