平成24年度「暮らしと事業に関する無料よろず相談会」

 県央支部では例年、10月に関連士業と合同で一般市民向けの無料相談会を開催しています(司法書士・行政書士・税理士・建築士)。

 他支部においても全国一斉表示登記無料相談会が連合会に合わせて同時期に催されていることもあり、厚木市・愛川町・清川村での毎年10月の相談会が着実に地域に根付いた行事として浸透してきているようです。  本年度、厚木会場の相談者は7名あり、また愛川会場でも2名の相談者がありました。  過去数年、相談者は全会場合計で1~3名程度の推移でしたので「なんと年度比3~4倍増!」、とも取れなくもない嬉しい結果となりました。

 昨今では不動産登記についての疑問があった時、インターネットでピピピと調べることで手軽にかなり、細かい内容まで知る事が出来る環境が整ってきました。  このような状況では、相談会に足を運んでくれる方の数は減少するばかりかも知れないと個人的に危惧していましたが、今年の相談会の結果は良い意味で予想を裏切ってくれました。  私の受けた相談者の半数以上が公図写や見取り図といった資料を持参されたり、疑問を箇条書きにメモされるなど、相談者の真剣さが際立って感じられました。

 無料相談会への一見逆風とも思われるネット環境が、相談者の相談内容の質を上げ、また、無料相談会の「無料」に対する不信感を和らげているようにも思います。  次年度以降も無料相談会は継続されることと思いますが、相談者の高度な質問に的確な回答が出来る様、相談員(土地家屋調査士)も知識の幅を拡げる必要性を感じました。

県央支部長 二見 誠

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