今年、東京オリンピック・パラリンピックが開催され日本は多くのメダルを獲得しました。その中の一つがアーチェリーです。オリンピック男子個人、男子団体で銅メダルを見事獲得しました。
私は大学時代にアーチェリーサークルに所属しており、他の種目に比べるとまだ知名度が低いのでアーチェリーについて紹介できればと思いこの記事を書かせていただきました。
まずルールですが、試合形式によって多少異なりますが1セットに3本の矢を制限時間内に的をめがけて射ちます。これを12セット行い合計得点を競います。
オリンピックの個人種目では1セット毎に勝敗をつけ、勝ち2ポイント、引き分け1ポイントで6ポイント先取した選手が勝者となります。
次に的までの距離ですが、オリンピックでは70mあります。一般的な試合で30~90mで競技が行われます。90mともなると的がとても小さく見え、当たる気がしません。
弓にも種類があり、弓と言われて一般的にイメージされる形の物をリカーブボウと言い、滑車が着いた機械式の物をコンパウンドボウと言います。コンパウンドボウは引き始めに強い力が必要ですが、弦を引ききり狙いを定めている間は、リカーブボウよりも保持する力は必要ありません。
また、主な種目はオリンピックのように屋外で行われるターゲット、屋内で行われ、的までの距離も18mと短めのインドア、山の中で行われるフィールドがあります。私は主にフィールドをやっていました。
フィールドは山のコース上に的が設置されており、射ちながら進んでいきます。
普段皆さんが目にするアーチェリーは平坦なところで行われているイメージだと思いますが、山の中なので射ち上げ、射ち下ろしとなるコースもあります。
また、的までの距離も5m~60mとバラバラであったり、的が複数あったり、アーチェリー場によっては動物の形をした的が設置されている場合もあります。
アーチェリーは子供からお年寄りまで楽しめるスポーツなので、子供が大きくなったら家族みんなで挑戦してみたいと思います。
また、静岡県伊東市にある大室山の山頂で気軽にアーチェリー体験ができるので、興味のある方は是非行ってみて下さい。
(記事 横浜東支部広報員 浦野 哲也)