平成30年8月23日神奈川県総合防災センター(厚木市)において、神奈川県下の消防職員63名を対象とした消防法令違反是正研修会(神奈川県消防長会主催)に講師として参加致しました。 消防職員の中で消防法令の違反を是正するように指導することを任務とされている方が対象で、土地家屋調査士が行う業務の中で建物表題登記における建物調査及び建物図面作成方法について、特に図面のない状況で現場を調査し、図面化することについて説明致しました。 土地家屋調査士と消防職員の方の業務上の接点はほとんどないと思いますが、私は建築士の業務の関係上、建物確認申請の消防同意で消防職員の方と接する機会が多いです。少しでも橋渡し役ができればと思い講義をいたしました。講義内容については、以下の通りです。 ①建物情報の取得 ・法務局:登記識別情報及び建物図面等 ・土木事務所、市町村:建築計画概要書等 ②法律による床面積の違い ・建築基準法、不動産登記法の床面積考え方の違い ③現場調査方法 ・建築設計におけるモジュールの考え方 ・現場で使用する道具 ・測量の基本的内容考え方を説明し、トータルステーションを使ったデモン ストレーションを実施。建物調査に応用できることを説明。 今回の講義が、消防職員の方の業務に少しでも役に立てられれば幸いです。
(記事・写真 県西支部広報員 青木 一高)
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