9月17日(土)〜19日(月)3日間の日程で東京地下鉄神保町駅近く、ビルと学校が立ち並ぶ日本教育会館において、関東ブロック新人研修会が開催されました。
神奈川会の受購生は19名でした。他会の受講生は東京会34名、埼玉会18名、千葉会14名、茨城会7名、栃木会4名、群馬会6名、静岡会18名、長野会7名、山梨会5名そして新潟会11名でした。
関東ブロック協議会國吉正和副会長の開講の辞、そして関東ブロック協議会海野敦郎会長挨拶がありました。
1日目の研修は「会員の心得」として、日調連加賀谷朋彦総務部長より土地家屋調査士制定にかかる経過から法改正の経緯、表示登記の必要性、筆界特定概念と必要性、調査士の必要性について講義がありました。
続いて「筆界確認の実務」について、千葉会秋山昌巳業務部長より日本の土地制度の歴史、筆界と所有権界について及び筆界確認手法について講義がありました。
1日目の最後に「土地・建物の所有及び利用上の規制関連法」について東京会佐々木義徳総務担当理事より、都市計画法、建築基準法、農地法、土地区画整理法について土地家屋調査士業務に関連のある法律について説明解説がありました。
2日目始めは「調査・測量実施要領」について、境界問題解決センターとちぎ橋本伸治センター長より基礎測量のための多角測量、測量における誤差、世界測地系などについて講義がありました。
続いて「不動産登記法、報酬の運用」として、群馬会堀越義幸副会長より、不動産登記法改正に伴うオンライン申請について、そして、土地・建物登記に関する報酬について設問を交えて、平成22年度報酬に関する実態調査報告と説明がありました。
2日目の最後は「土地家屋調査士業務における法的責任と賠償について」東京会山崎司平顧問弁護士より、土地家屋調査士の職責及び義務、民事・刑事責任について講義をうけました。
2日目の講義終了後、懇親会があり、和気あいあいと行われました。
3日目最終日は初めに研修委員による調査士業務に関する寸劇が演じられ、なかなか好評を博しました。そして、寸劇の内容を受けたパネルディスカッションが、「土地家屋調査士の適正業務と報酬について考える」と題して、東京会原田克明副会長をコーディネーターに、パネリストに東京会山崎司平顧問弁護士のほか講師陣を交えて行われ、具体的で活発な討論がなされました。
全ての研修が終了後、修了証授与が行われ各単位会受購生代表者(神奈川会は湘南第一支部菅野光会員)に修了証が手渡されました。
関東ブロック協議会國吉正和副会長の閉講の辞により3日間の研修を終了しました。
最後に受講生の皆さん、関ブロ新人32期仲間と横の繋がりをもって今後の活躍を期待いたします、そして、受講生、研修委員の皆さんお疲れ様でした。
広報部理事 野口 幸秀
|