心配された台風12号の交通機関への影響もなく、千葉市美浜区にある研修施設OVTA(JR京葉線海浜幕張駅近く)にて、9月25日(土)から27日(月)午前の3日間にわたり、日本土地家屋調査士会連合会関東ブロック協議会新人研修会が開催されました。新入会員にとって必須であるこの研修には、神奈川会をはじめ、東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨、静岡、長野、新潟の関東ブロック圏内の各会から、総勢157名が集まり受講しました。
栃木会鈴木一雄研修委員の司会のもと、25日の正午に、関東ブロック協議会木村保成副会長の開講の言葉で始まり、同協議会椎名勤会長の挨拶、そして同研修委員会笠原孝委員長より趣旨説明が行われました。
研修会は連合会関根一三副会長が「会員の心得」と題して講演を行い、続いて千葉会秋山昌巳業務部理事から「筆界確認の実務」の講義が行われました。
その後、境界問題解決センターとちぎ橋本伸治センター長から「調査・測量実施要領」についての講義解説がありました。
初日の講義が終わったあと、各単位会に分かれて懇親会が行われ、自己紹介の後、受講生同士がビールを飲みながら交流の時を持ちました。雑談をするうちに、最初の緊張もとけて各々が同期の連帯感をもてたように感じられました。
第2日目の午前中には、東京会佐々木義徳研修部理事より「土地・建物の所有及び利用上の規制関連法」についての講義を、続いて「不動産登記法」、昼食をはさんで「報酬の運用」についての講義が連合会堀越義幸社会事業部次長よりありました。
そして東京会の顧問弁護士山﨑司平氏により「土地家屋調査士業務における法的責任と賠償について」の講義がなされました。
第3日目最終日には、「境界確認」…何べんやっても容易じゃない…と題してパネルディスカッションを行いました。
そして、正午に閉講式。各単位会の受講生の代表者が修了証を受け取り、関東ブロック協議会小保方廣幸副会長の言葉により、長くも充実した3日間の研修会が終了しました。神奈川会の16名の新入会員は、実務経験も豊富な方が多いようでしたが、「知らないこともたくさんあって大変勉強になりました。」との感想を頂きました。新入会員のこれからのご活躍を期待いたします。
広報部 林 健二
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