平成22年度第1回 会員・一般研修会

 平成22年8月26日(木)午後1時30分から海老名市文化会館において、研修部の佐川祐介 常任理事の司会進行により、平成22年度第1回 会員・一般研修会が開催されました。
気温35度を超える厳しい残暑の中、300名以上の出席者を数えました。
 今回の会員・一般研修会は2部構成で、第1部の『個人情報保護法』については、柳川猛昌 弁護士によるご講演で、個人情報の取扱いにおいて実務上で陥りやすい注意点を詳細にご説明くださいました。

 第2部の『土地家屋調査士制度の変容と展望』は、九州大学大学院法学研究院 七戸克彦 教授によるご講演で、「土地家屋調査士不人気の原因」「土地家屋調査士の将来戦略」等 今後の調査士像、“変容”については、「土地家屋調査士法の立法」当時の経緯から現在に至るまでと、「土地家屋調査士の知名度の低迷」「土地家屋調査士試験 受験者数の減少」等、データを基にご講演くださいました。
 また、岩倉弘和 副会長より「国の出先機関の原則廃止」の動向について、地方自治体への法務局事務業務 移管は、地域主権戦略大綱閣議決定等資料の内容に触れ、予断を許さない状況にあることを話されました。
 研修内容は、思慮すべき貴重な講演でありましたが、開催日が盆明け後の8月下旬であった事や厳しい残暑の影響もあってか、出席者数に心残りを感じました。今研修会を活かし、会を盛り上げていきたいものです。
 末筆ではございますが、今開催にあたり ご尽力くださいました講師の方々並びに関係各位に深く感謝申し上げます。

横浜北支部 五十嵐 浩道
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