平成21年度 関東ブロック協議会第30期新人研修会

9月26日(土)〜27(日)の2日間、千葉市の海浜幕張駅近くの国際能力開発センター、海外職業訓練協会<OVTA>において関東ブロックの新人研修会が開催されました。

我が神奈川会の新人出席者は23名でした。因みに他の関東ブロック参加者は、東京会45名、千葉会15名、埼玉会18名、茨城会7名、栃木会3名、群馬会6名、静岡会23名、山梨会4名、新潟会8名、長野会8名でした。




本研修は連合会が各ブロック協議会に研修実施を委託して行われるものです。
一日目は「会員心得」に沿って、関根一三連合会副会長が、その職責の重要度について実例を交えながら講義がありました。

続いて連合会の堀越義幸、社会事業部長が、電子申請を中心に「不動産登記法」について、また「報酬の運用」については、業務の流れの内容に触れながら、不可欠な報酬基本の講義を行いました。

一日目の最後は境界問題解決センターとちぎの橋本伸治センター長による「調査・測量実施要領」の解説と講義があり、資料収集の注意点や調査士同士の協力が重要であること。また、現地調査時のポイントや注意点など実務に沿った講義だったと感じました。

会場を移し、19時15分より懇親会があり、他会の方とも情報交換する姿があちこちで見受けられ、新人同士の親睦を深めるなかで、私は新しいネットワークの誕生を彷彿させる印象を持ちました。



二日目は、午前中「筆界確認の実務」を秋山昌巳千葉会業務部理事が境界の歴史的な成立過程と現在の認識について、またその認識の類型についても講義がありました。

午後になり、原田克明東京会研修部長による「土地・建物の所有および利用上の規制関連法」についての講義がありました。公文書の記載の注意点についての講義は大変参考になり、即実行できるものでしょう。

最後に山崎司平東京会顧問弁護士による「土地家屋調査士業務における法的責任と賠償について」の講義があり、法的責任の類型と双方代理の問題や、業務独占資格の依頼に応ずる義務などが話されました。
特に筆界特定制度で扱う筆界と相談センターで扱う境界の相違と手続きの違いなどの解説は、参加者の理解が深まったのではないかと感じました。



その後、修了式が執り行われ、胸に希望の風を受けて新たに160名の仲間が明日からの業務に船出しました。




取材 広報部長 藤野 寛


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